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ねむい季節

今の季節はねむいですよね

稼ぎかたの話をして、若者を困惑させた話

正月にお年玉を渡した親戚のお子さんから、
「どうすればお金に苦労しなくなるの?」と尋ねられた。
(まあ、真意は「お年玉が多くて嬉しいのでヨイショしたい」だったりするんだろうけど)
そろそろ将来を漠然と考える年頃なのかもなとボンヤリ思ったので、ちょっと真面目な話をした。

楽して稼げる仕事は少ないけど、苦労して稼げない仕事は多い

例えば、安楽を+100、苦労を-100とするなら、+100の仕事はまず無い。
でも、+50の仕事とか、+30の仕事はある。大抵稼げないけど。
逆に、-100だけど、超稼げる仕事っていうのも、ある。

ここまでは想像がつきやすいんだけど、実は-100で稼げない仕事も多い。
-80とか、-50とかは、努力の分だけ稼げると考えたいところだけど、そうでもない。
労多くして功少なし、なんてのはもはや伝わらないのだろうけど、稼げない仕事は多い。
苦労の量と、お金の稼ぎとは、実はあんまり関係ない。

努力と稼ぎも、あんまり関係ない

例えば、ものすごく大相撲に詳しいとする。
過去の情報も正確で、的確な解説もできる。
でも、それをどんなに極めても、公務員試験には合格しない。
同じように、どんなに努力しても、給料が変わらなかったり、評価されない勤め人は多い。
恐ろしい努力をして間違いなく他より美味しくても、立地が悪くて潰れる飲食店も多い。

逆に、まったく努力しないけど、正確に間違いなく仕事を進めることが評価される仕事もある。
他の人の半分しか働かないけど、3分の2の給料をもらっている人なんてのも多い。

どう稼ぐかよりも、どう雇うか考えた方が、的確だったりする

自営業を継ぐとか起業するとかじゃなくても、「自分ならだれを雇うか」で考えた方が良い。
これは、就職活動で、どんな仕事をしたいとか、どれぐらい稼ぎたいじゃなくて、
入社したいと思った企業側なら、どんな人を雇いたいか考えるってこと。
そうすると、例えば大学新卒を30年以上ずっと給料を出して雇うのはどういうことなのか。
その会社が今後10年は儲かりそうな仕事をしているなら、11年目はどうするか。
今儲かってるが今後どうなるか判らないなら、今稼ぐために雇うのか。

とりあえず目についた企業の話を聞いてから面接に行くのと、
自分ならどんな新入社員をどれくらい入れるのか考えてから採用面接に行くのは違うよ、と。*1

蛇足的に、職に貴賎はないが、そう思う人も居る

まっとうな仕事、みたいな言い方をする人は居る。*2
具体的には、失業の心配がなく、給料が充分に貰えて、ちゃんと定期的にお休みが取れる仕事。
これに、自営業(人を雇う)、職人(手に職)、政治家(含む秘書等)を足すと、おおよそ終わり。
銀行に勤めてますっていうのと、フリーランスWebデザイナーやってますって言うのでは、
親戚が集まった時の紹介としては、年配相手のウケ方が違うものだよ、と。

ウケ以外では問題になることはほとんどないけど、お金を貸してくれる人は、渋るかもしれない。
潰れそうもない会社に勤めてて毎月定期的にお金が入って来る人と、
取引相手がいなくなったら無収入になるかもしれない人とでは、
金を貸す方も、余裕が違ってくる。金利とか金額とかで。

まとめると

お金を稼ぐというのは、苦労とか努力というのとはあんまり関係なくて、どう稼ぐかだったりする。
そうすると、定期的に沢山お金を稼いでる企業に就職すると、苦労なくそこそこ稼げたりする。
逆に、稼ぎにムラがある企業に就職すると、苦労しても稼げなかったりする。
社会的な信用は、借金するときに影響があったりする。
でも、どう稼ぐかの部分で、自分の信念に沿ってるかで職を選ぶ人も多いよ、稼げなくても。
稼ぐよりも使うほうが難しいって言うけど、稼げるようになってから考えれば良いよ。

という話をしたところ、なんだかとても困った顔をしていました。
まあ、十分な睡眠が人生においては一番大切だと思うよ。そんなわけで、おやすみなさい。

*1:ただ、これは潰れない会社に入れという話ではなくて、今輝いてる会社で働いて将来がわからないなら、自分が会社を大きくするんだとか、輝きが無くなったら転職しようとか、そういう将来設計を考えておこうね、という話

*2:必要とされるから職が存在するのであって、職業差別は良くないという前提があった上でも、そういう人も居る、という話